遺伝子検査とは?ダイエットにおすすめの理由やメリット・デメリットを紹介!

遺伝子検査とは
  • URLをコピーしました!

病気のリスクや体質などを、遺伝子のタイプで診断できる「遺伝子検査」。

その中でも、肥満に関する遺伝子を詳しく調べられる「ダイエット遺伝子検査」は、太る原因や最適なダイエット法などが分かる人気の検査です。

今回は、そんなダイエット遺伝子検査について詳しく解説します!

こんな方向けの記事です。
  • 遺伝子検査とは何か知りたい
  • 遺伝子検査を受けてみたい
  • ダイエットに活かす方法を知りたい
  • 遺伝子検査のメリットやデメリットを知りたい

このような方向けにわかりやすく解説をしています。

ぜひご覧ください!

この記事を書いた人

パーソナルトレーニングジムマニアとしてフィトレ編集部のコンテンツ制作に携わる。体型維持とダイエットのため普段からランニング・有酸素運動・HIIT・筋トレを行う。1ユーザー目線を大切にした情報発信を心掛けてフィトレを運営。

※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はフィトレ編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。
>コンテンツ制作ポリシーはこちら

Contents

遺伝子検査とは?どのような技術か簡単に解説!

遺伝子検査とは

特定の遺伝子の変異・病気のリスク・体質などを調べる検査のこと

遺伝子検査は血液や唾液などから採取したDNAを解析して、特定の遺伝子に変異がないか、または病気のリスクや体質などについて調べる検査です。

遺伝子検査には主に医療用と商業用とがあり、調べる方法や目的などが異なります。

医療用と商業用の遺伝子検査の違いは?

医療用の遺伝子検査

血液や病巣部の細胞などの遺伝子を解析する検査。ウイルス性の病気・がん・遺伝的な病気などの病名を確定したり、治療法を決めたりするために行う。

商業用の遺伝子検査

唾液などに含まれる遺伝子を解析する検査。病気のリスクや体質などを分類し、美容や健康のための対策を提案する。市販のキット・ジム・エステなどで受けられる。

医療用の遺伝子検査は病気の診断を目的として行うのに対し、商業用の遺伝子検査は希望すれば誰でも気軽に受けられます。自分が生まれ持った体質などが詳しく解析されるので、ダイエットや美容ケアなどに役立てることができるのです

ダイエット遺伝子検査が人気!

商業用遺伝子検査の中で特に人気が高いのは、肥満に関する遺伝子を調べる「ダイエット遺伝子検査」です。

ダイエット遺伝子検査とは?

肥満に関する遺伝子を分析する検査。体質や太る原因などが分かるので、最適なダイエット方法が見つかる!

太りやすい人の中には、肥満になりやすい遺伝子を親から受け継いでいる人もいます。例えば、同じ食事を食べていても太る人と太らない人がいるのは、この「肥満遺伝子」の影響が大きいと言われています。

遺伝子を変えることはできませんが、自分の肥満遺伝子の傾向が分かれば、食事や生活習慣などを改善することは可能です。ダイエット遺伝子検査では、この肥満遺伝子をタイプ別に分類し、その人に最適なダイエット方法を提案してくれるのです。

ダイエット遺伝子検査で分かること

遺伝子検査で肥満遺伝子を調べると、自分の太り方の傾向や対策が見えてきます。具体的にどんなことが分かるのか、主なポイントをご紹介しましょう。

体型のタイプ

体型の分類の仕方は遺伝子検査の種類によって異なりますが、市販のキットなどに多いのは、以下の3タイプです。

リンゴ型

リンゴ型

お腹周りに脂肪が付きやすいタイプ。男性に多い体型で、内臓脂肪が増えやすい。

洋ナシ型

洋ナシ型

下半身が太りやすいタイプ。女性に多い体型で、皮下脂肪を溜め込みやすい。

バナナ型

バナナ型

筋肉も脂肪も少ないやせ型タイプ。筋肉が少ないので、一度太ると脂肪を燃焼しづらい。

ダイエット遺伝子検査では、遺伝子のタイプをこのようにいくつかの種類に分類し、太る原因や対策などを診断します。

こちらもご覧ください!

国立医療科学院「上半身肥満(リンゴ型肥満)、下半身肥満(洋ナシ型肥満」・・

食生活の見直し方

内臓脂肪が多い人(リンゴ型)

糖質の摂り過ぎが肥満の原因になるため、適度な糖質制限が必要。

皮下脂肪が多い人(洋ナシ型)

脂質の代謝が低い体質なので、適度な脂質制限がおすすめ。

筋肉量が少ない人(バナナ型)

脂肪を燃焼するために、筋肉の元になるたんぱく質をしっかり摂ることが大切。

太っている人は大きく分けて、内臓脂肪が多いタイプ皮下脂肪が多いタイプのどちらかに当てはまります。

内臓脂肪は糖質制限で落としやすい脂肪ですが、皮下脂肪は糖質よりも脂質を抑える方が効果的です。そのため、食事の見直し方もそれぞれ異なります。

一方、筋肉量が少ない人は脂肪を燃焼しづらいため、まずはたんぱく質をしっかり摂って筋肉をつけることが大切です。

このように、遺伝子検査で肥満遺伝子のタイプが分かれば、食生活もピンポイントで改善できます

さらに詳しいアドバイスも受けられる!

ダイエット遺伝子検査はいろいろな企業で行っており、サポート体制もそれぞれ異なります。必要な栄養素やおすすめのメニュー、食べる順番など、より具体的なアドバイスを受けることも可能です。

おすすめの運動

内臓脂肪が多い人(リンゴ型)

脂肪の燃焼効果が高い有酸素運動。ウォーキング・ランニング・ヨガ・ピラティスなど。

皮下脂肪が多い人(洋ナシ型)

下半身の筋トレや有酸素運動。スクワット・エアロバイク・ウォーキングなど。

筋肉量が少ない人(バナナ型)

全身の筋トレや有酸素運動。プランク・ピラティス・ウォーキングなど。

遺伝子検査で分類される体型タイプは、最適な運動方法も異なります。

例えば、スクワットやプランクは筋トレではおなじみのメニューですが、無酸素運動なので脂肪の燃焼効果はあまりありません。そのため、内臓脂肪が多いリンゴ型の人には、ウォーキングなどの有酸素運動の方が適しています。

ダイエット遺伝子検査を受ければ、自分のタイプに合う運動方法も簡単に分かります。つまり、最短でダイエット成功への道を目指せるわけです

ジムのプログラムを利用すると効果的!

スポーツジムの中には、プログラムの一環として遺伝子検査を行っているところもあります。検査結果を基におすすめのトレーニングメニューを提案してもらえるので、より効率よくダイエットできます。

ダイエット遺伝子検査のメリット!

ダイエット向けの遺伝子検査は肥満遺伝子を分析する検査です。そのため、検査結果を無駄なくダイエットに活かせるのが最大の魅力です。その具体的なメリットを見ていきましょう。

太る原因が分かる

肥満遺伝子のタイプによって、脂肪の付き方や太りやすい食べ物などはそれぞれ異なります。遺伝子検査でそれらが明らかになれば、自分が太ってしまう原因を解明することができます

例えば、皮下脂肪が多い人は脂肪を燃焼しづらい体質なので、糖質よりも脂質の摂り過ぎが肥満の原因になります。そのため、いくら糖質制限を続けていても、脂質を摂り過ぎていればあまり効果を得られないのです。

このような間違った認識に気付く良いきっかけになるのが、遺伝子検査の大きなメリットです。

効率よくダイエットできる

ダイエットは食事と運動の2つが大きな軸となり、両方をバランスよく実践できていなければ、順調に痩せることはできません。

しかし、肥満遺伝子のタイプによって、適した食事内容や運動方法は異なります。つまり、自分がどんな肥満遺伝子を持っているか分からなければ、最適なダイエット方法も分からないわけです。

ダイエット遺伝子検査は、おすすめの食事メニューや運動方法などを提案するのもサービスの一環です。自分の体質に最も合うダイエット方法が分かるので、いろいろなダイエットに手を出してムダな時間を費さずに済みます

病気の予防に役立つ

肥満は糖尿病や高血圧といった生活習慣病の原因になります。特に内臓脂肪が付きやすい遺伝子を持つ人は、そのリスクが他の人よりも高いのが特徴です。

遺伝子検査の種類によっては、将来的な病気のリスクも分かります。また、食事の見直し方やダイエット方法をアドバイスしてもらえるので、減量に励むことで生活習慣病の予防に役立ちます

手厚いサポートを受けられる

市販のキット

専用アプリによるカルテの閲覧・おすすめサプリメントの購入など

スポーツジム

トレーニング指導や食事指導

医療機関(美容クリニックやダイエット外来など)

医師による日常生活のアドバイスや肥満を改善する治療

エステサロン

痩身マッサージや美肌ケアなどの施術

ダイエット遺伝子検査を受けられるのは、市販のキット・ジム・医療機関・エステサロンなどです。そして、どこで検査を受けるかによって、付随するサポート体制も異なります。

もちろん、手厚いサービスが付くほど料金も高くなりますが、遺伝子検査を利用して本気でダイエットしたいなら、サポート体制が充実しているところを選ぶのもおすすめです。

ダイエット遺伝子検査のデメリット

ダイエット遺伝子検査は、希望すれば誰でも気軽に受けられる検査です。しかし、そんな手軽さならではのデメリットもあります。

結果を活かすのは自分次第

遺伝子検査はあくまでも、肥満遺伝子のタイプを特定して対策を知るためのものです。そのため、食生活の改善や運動などを実践するのは自分次第ということになります。

特に市販の検査キットで受けられるサポートは限られているので、計画的にダイエットに励む意志の強さがなければ、せっかくの遺伝子検査がムダになってしまいます。

大半は医師による診察がない

ダイエット遺伝子検査は商業用の検査で、病名の診断などのために行う医療用の検査とは異なります。美容クリニックやダイエット外来などの医療機関を除けば、大半の検査は医師による診察がありません。

そのため、肥満が原因の糖尿病や高血圧などにかかっている場合、遺伝子検査を受けるだけでは治療に結びつかないことがあります

遺伝子検査と健康診断は全く別物として考え、健康診断で問題が見つかった場合は、すぐに医師の診察を受けましょう

遺伝子検査はどこで受けるのがいい?

ダイエット遺伝子検査を受けられるのは、主に上記のようなサービスや施設です。それぞれの特徴を見ていきましょう。

市販のキット

自宅で気軽に受けたい人、自分のペースでダイエットしたい人向き!

インターネットで申し込む市販のキットは、最も手軽に受けられる遺伝子検査です。細胞の採取は頬の内側を専用の綿棒でこするだけ。同梱の封筒に入れて返送すれば、検査結果がメールや冊子などで届きます。

検査結果には、自分の遺伝子タイプに適した食事方法や運動方法などが記載されています。自分のペースでダイエットしたい人にぴったりですが、意志が弱いと続かないというデメリットがあります。

スポーツジム

トレーニングを頑張りたい人向き。食事指導を受けられるジムもある!

スポーツジムで行う遺伝子検査は、トレーニング内容や食事指導を具体化するために利用されます。例えば、皮下脂肪が多い人は下半身の筋トレを中心に行うなど、遺伝子のタイプ別にトレーニングメニューを決めることができます。

特におすすめなのは、マンツーマンの指導を受けられる「パーソナルジム」です。

パーソナルジムと遺伝子検査は相性がいい!

遺伝子検査で分かるのは、太る原因や対策です。パーソナルジムは個別トレーニングと食事指導の両方を受けられるので、遺伝子検査の結果を最大限に活用できます!

医療機関

医師のアドバイスを受けたい人向き。肥満治療を行っている施設もある。

医療機関でダイエット遺伝子検査を行っているのは、主に美容クリニックやダイエット外来などです。

医療機関で検査する最大のメリットは、医師の診察を受けられることです。肥満は生活習慣病と大きく関わるため、糖尿病や高血圧などの持病がある場合は、治療のためにダイエットが必要になることもあります。

また、肥満治療を行っている医療機関であれば、食事制限や運動以外にも治療法の選択肢があります。治療の種類は施設によって異なるため、検査を受けた後のことも考えて医療機関を選ぶとよいでしょう。

エステサロン

美容ケアもしたい人向き。痩身マッサージなどを受けられる。

エステサロンの遺伝子検査は、肥満遺伝子だけでなく肌質なども分かるのが一般的です。また、検査結果を基に最適な施術メニューを提案してもらえるのも、エステサロンの大きな特徴です。

例えば、ダイエットすると肌荒れしてしまう人や、むくみが原因で太って見える人、お腹や脚などを部分痩せしたい人などは、エステサロンの遺伝子検査がおすすめです。

ダイエット遺伝子検査にかかる費用

市販のキット

5千~1万5千円くらい。検査項目の数やアフターサービスの充実度などによって変わる。

医療機関・エステサロン

1万~3万円くらい。カウンセリング料が含まれる場合もある。

スポーツジム

2~3ヶ月分のレッスン代込みで、15万~25万円くらい。パーソナルジムはサービスが手厚い分、割高になる。

ダイエット遺伝子検査の費用は、どこで受けるかによってかなりの差が生じます。

最もリーズナブルなのは、個別のカウンセリングなどがない市販のキットです。安い物は5千円くらいですが、検査の項目数が多い物やアフターサービスが充実している物などは高めになります。

医療機関やエステサロンで行う遺伝子検査は、カウンセリング料が含まれることがあるため、市販のキットより費用がかかります。また、検査後に治療や施術を受ける場合は、その費用もかかります。

そして、最も費用が高いのは、数ヶ月分のレッスン代を含むスポーツジムです。特にパーソナルジムは料金が高めですが、マンツーマンのトレーニングや食事指導などを受けられるため、決してコスパは悪くないと言えるでしょう。

遺伝子検査は意味がない?気になる信憑性は?

あくまでも体質の傾向を理解するためのもの。結果を活かすことに意義がある!

ダイエット遺伝子検査は、統計や論文などに基づいて「この遺伝子タイプにはこんな体質の人が多い」という傾向を示すものです。そのため、必ずしも検査結果がすべて当てはまるというわけではありません。

しかし、内臓脂肪と皮下脂肪は特徴が異なることや、ダイエットにも向き不向きがあることなどから分かるように、自分の体質の傾向を理解することは非常に重要です

数あるダイエット方法の中から自分に最適な方法が見つかるだけでも、遺伝子検査には意義があると言えます。いろいろなダイエットに失敗してきた人こそ、遺伝子検査の結果が役に立つはずです。

まとめ

生まれ持った遺伝子は一生変わることはありません。そのため、遺伝子検査で遺伝子のタイプを知ることは、生涯を通じて続けられるダイエット方法に出会えるということです。ダイエット遺伝子検査はいろいろな形で受けられるので、ぜひ自分に合う物を選んで検査してみてくださいね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
Contents